Fate/stay night 
“The person who rebels against the destiny''
第八夜 〜三つの運命 前編〜


桜視点
「・・・・・・ええ。大体の事は解かったわ・・・」
「・・・サクラ。やはり、不安ですか?アサトが関わってしまうのは・・・。」
「それはそうよ・・・。あの子は元々魔術師でもないし、この戦いに関わる事は無かったもの・・・」
「・・・・・・・・・サクラ。彼を信じてあげてください」
「ライダー?」
「今は、心配になってしまうかもしれませんが・・・いずれ、貴女にとって大きな存在になるでしょう」
「・・・・・・何か・・・知ってるの?」
「今は私からは言えません・・・。けど、彼の口から告げられると思います・・・。何故・・・この戦いに関わるのかも・・・」
「・・・・・・」
「・・・では、私はこれで・・・。早くお休み下さい」
「・・・・・・ええ。お休みなさい・・・ライダー・・・」

ライダーはそれを聞いて体を霊体化になり、部屋から気配が無くなる・・・。
でも、朝斗君は一体何をしようというのだろうか?
ライダーは何を知っているのだろうか?
私はただ・・・彼の無事を祈るだけだった・・・。



2月2日
朝斗視点
・・・・・・またあの光景だ・・・。
10年前の『悪夢』・・・・・・。
横たわる人の形をした肉塊・・・。
赤く燃え上がる大地・・・。
・・・何度見ても気持ちが悪くなる・・・。
・・・あそこにいるのは誰だろう?
どうして、こんな所に・・・?
・・・・・・あれは・・・・・・僕?
違う・・・あれは・・・・・・。

そこで夢が途切れる形で眼を覚ました・・・。
・・・こんな事は初めてだ。
何時ものあれだったらうなされるのに・・・。
それに・・・どうして僕が見えたんだろう?
いや・・・あれは僕じゃなく・・・・・・夢に会う『あの子』じゃないのか?
・・・解からないな・・・あれだけじゃ・・・。
僕はベッドから起き上がり、洗面所へと向かう。
昨日の戦いがあったのに体の方はそんなに痛くは無い・・・。
・・・この頃、回復が早くなっていないか?
・・・力を使い始めてから変わってきたのかな?
そんな事を思いながら、顔を洗い居間へと向かった。
軽めの朝食を作り、TVをつけるととんでもない事が報じられていた。
・・・そう、昨日の戦いの舞台・・・冬木中央公園が映し出されていた・・・。
そりゃそうだよな・・・。あれだけ激しい戦いをして大騒ぎならないのがおかしいよ・・・。
あの時は結界を張っていたから人は来なかったけど・・・。
・・・ホント、今思い出すととんでもなかったな・・・。
そう思いながら朝食を食べ終えて、出かける準備をする。
勿論、ライダーさんが言っていた『ブラットフォート』を調べる為だ。
・・・その前に士郎達にも会わないとな・・・。
時刻は6時30分・・・十分間に合うな・・・。
僕は食器を軽く片付けて家を後にする。
・・・士郎達に会って何て言おうかな?



士郎視点
気がついたら左手に妙な痣が出来ていた・・・。
別に何処にもぶつけた覚えも無いのにどうしてだろうか?
流石にこれだと桜達にも心配してしまうので包帯とかで隠しておくか・・・。
まぁ・・・そんな事はお構い無しに何時もの朝が訪れる訳で・・・

「士郎!おかわりちょ〜だい!」
「・・・藤ねぇ・・・少しは遠慮しろよ・・・」
「だって、士郎のご飯美味しいんだもの・・・。それにもっと食べたいし・・・」

とまぁ、こんな風景が繰りひろがれている訳だ。
一つ違うのは桜に元気が無い事だ・・・。
昨日は夕食の準備をしただけで帰ってしまったが、別れた時より元気が無いのが気掛かりだ。
朝斗だって一昨日の朝から姿を見せなかったのもあるのだろう・・・。
昨日は殺人事件もあったし、今日のニュースでは冬木中央公園で謎の爆発があったというし・・・。
ここ最近になってから物騒になってきたな・・・。


「桜ちゃん、どうしちゃったの?ご飯が進んで無いけど?」
「・・・すみません・・・なんだか食欲が無くて・・・」
「大丈夫か?もし無理だったら、学校休むか?」
「大丈夫ですよ。少し休めば良くなりますから・・・」

桜が笑って応えてくれるが・・・。やっぱり無理をしてるな・・・。
・・・ここは強引でも休むように言って―――――

ピンーーーーーポーーーーン

うん?なんだ?こんな朝からお客さん?
俺は出迎える為に席を外し、玄関へと向かった・・・。
・・・でも、この時間に来るのは・・・?



朝斗視点
今回、自転車を使わずに着たけど・・・さすがにきつかったな・・・徒歩は・・・。
無事に士郎の家に着いた僕は玄関のチャイムを押した。
丸1日半以上も会ってないし連絡もしなかったからどう反応してくるか不安だ・・・。
・・・あ、誰かが出てくれるみたいだ。

扉が開いた瞬間、士郎が僕の顔を見て驚く。
なんだか、久しぶりのような気がする・・・。

「あっ!朝斗!?」
「おはよう、士郎・・・」
「どうしてたんだ?一昨日から連絡も無かったじゃないか」
「まぁ・・・突然の用事があってね。連絡できなかったんだ」
「そうだったのか・・・。でも、桜や藤ねぇが心配してたんだぞ?」
「うん・・・ごめん・・・。二人は・・・いるの?」
「今、朝食を食べてる所だ・・・とりあえず上がって桜達に挨拶しようか?」
「そうだね・・・。それじゃあ、お邪魔しま〜す」

士郎に言われるがままに家に上がる。
なんだかこうやって来るのが懐かしい気がする・・・。
最期にお邪魔したのがライダーさんに会う前だったからな・・・。
・・・色々有りすぎたな・・・ホント。
そうして僕は居間に着いて、桜さん・藤ねぇに挨拶をする。

「おはよう、桜さん、藤ねぇ」
「あ・・・朝斗君・・・」
「あれーー?朝斗じゃない、どうしたのよ?連絡も無しで心配してたよ?」
「ごめん。突然の用事で連絡できなかったんだ・・・」
「そうなんだ〜・・・。でも・・・」
「ん?何、藤ねぇ?」
「朝斗・・・雰囲気が変わったね。この前と全然違うもの」
「そういえばそうだな・・・。なんか、大人っぽくなった感じがあるぞ」

二人がなんか訳解かんない事を言ってる。
自分ではそうは思えないのだけど。
そんなに変わったのかな?

「藤村先生・・・お話してる所悪いんですが・・・」
「何、桜ちゃん?」
「・・・時間の方が危ないですよ?」
「えっ・・・・・・!?」

掛け時計を見ると時間は午前7時・・・。
藤ねぇが出ないと間に合わない時間だ。

「・・・・・・・・・」

しばしの沈黙。
僕はこの後の為に耳を塞いだ。
そして・・・・・・。











「わぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!?」












こういう事になる。
あ、士郎と桜さんが耳を押さえてる。
間に合わなかったんだ。ご愁傷様・・・。


「やばいやばいやばい〜〜〜〜〜!!?」

ああ、凄く久々に見たな・・・藤ねぇが慌てる所。
でもちゃっかりご飯は食べるんだな。・・・恐るべし、藤ねぇ・・・。

「あたし先に行ってるから二人ともちゃんと来なさいよ〜!!」

そう言って走り去ったが・・・。

ドカーーーーーーーン

あ、思いっきり転んだな・・・あれ。
・・・本当に藤ねぇは嵐の様な存在だな。

「・・・・・・それじゃ、私も部活があるのでいきますね」
「あ・・・ああ、解かった。後は片付けておくよ」

なんか呆れてるな、二人とも・・・。
いい加減、慣れたらどうよ?

「じゃあ先輩、先に行ってます」
「あ、それだったら僕も行くよ」
「そうか・・・それじゃ、桜を頼むな。なんか調子が悪そうだからな」
「解かったよ・・・。行こう桜さん」

僕は桜さんと共に士郎の家を後にする。
桜さんも僕の意図に気付いてくれた様だ・・・。



桜視点
私は朝斗君と共に学校へと向かう。
でも、彼に聞きたい事がある。
その為に私と一緒にいるのだから・・・。
私は意を消して話を切り出した。

「・・・朝斗君。ライダーから聞いたわ。この戦いに関わるって・・・」

「・・・そうだよ」
「・・・・・・どうして?」
「・・・・・・うん?」
「どうして、戦いに自分から関わろうと思ったの?」
「・・・・・・ふざけているからだ」
「・・・えっ?」
「こんな戦いが・・・ふざけてるからだ・・・!」

彼の顔が怒りに満ちた表情へと変わる。
まるで以前の彼では出さなかったものだ・・・。

「・・・何かを奪い、壊してまで叶える物なんてあってたまるか・・・!」
「・・・・・・」
「僕はこの目で見たんだ・・・命が奪われる所も・・・悲しむ子供の顔を・・・」
「!?」

そういえば・・・ライダーが言ってたあの家の殺人事件は人が行った様なものじゃないって・・・。
まさか・・・朝斗君・・・あの事件に関わっていたの?

「だから決めたんだ・・・こんな戦い、終わらしてやるって・・・。そう・・・決めたんだ!」
「・・・・・・朝斗君」
「・・・桜さん、僕はもう無関係なんかじゃない・・・。僕も・・・戦うから・・・。・・・こんな下らない戦いや歴史を終わらせるんだ・・・必ず・・・」

それは・・・別人のように見えた・・・。
・・・戦いに自ら赴く兵士の様に・・・・・・。
もはや・・・知っている『榊朝斗』では無くなっていた。

「だけど、勘違いしないで」
「・・・?」
「僕は奪う為に戦うんじゃない・・・。大切な人達や皆の『日常』を守る為に戦うから・・・」

・・・・・・やっぱり、変わってない。
あの優しい『榊朝斗』だ・・・。
人を大事に思う彼のままだ・・・。


「・・・僕は士郎みたいに『正義の味方』にはなれないけど・・・・・・僕は誰かも知らない人達の『日常』を守りたいから・・・」
「・・・・・・」
「悲しい思いをするのは・・・・・・僕で十分だ・・・」

その言葉を発した時の表情は凄く寂しく・・・悲しいものを感じた・・・。
それが酷く印象に残った・・・。

「行こう。部活・・・遅れるよ」
「ええ・・・。・・・きっと、守れるよ・・・あなたなら・・・きっと」
「・・・・・・うん」

私達は学校へと向かった。
今は・・・この時だけ、今までの『私達』でいよう・・・。
戦いが始まる・・・その時まで・・・。



凛視点
昨日よりかは幾分楽にはなったし、魔力の方も大体戻ってきてる。
これなら、戦いになっても支障はないわね。
それに朝からいい匂いがするし・・・。
リビングに行くと朝食が用意されている。
しかも、スタンダードの洋食だ。
ホント、アーチャーって何処の英霊なの?家事を完璧にこなすなんて・・・。
しかも、エプロンが何故か似合うし・・・心なしか楽しんでない?
そんな事を思いつつ席に座る。
するとアーチャーから思わぬ事を聞かされた。

「凛、昨日戦いが行われた様だ。それも激しいものだ」
「は?戦い?一体何処でよ?昨日街を回っているときは何にも無かったわよ」
「どうやら、私達が家に戻った直後に始まったようだ。それとこれを見てみろ」

アーチャーが新聞の一面を私に手渡した。
その一面を見ると無数のクレーターが出来ている中央公園の写真がでかでかと載っていた。
・・・見出しには『謎の大爆発?何らかのテロの前触れか?』と書かれている。

「・・・何よこれ?本当にサーヴァントがやったものなの?」
「そうだ・・・。私もそこを見てきたが魔力の残留が多かった。多分、キャスターが何らかのサーヴァントと戦ったのだろう」
「・・・やられたわね。まさか帰宅した直後に行われたなんて・・・」
「だが、これで解かっただろう?サーヴァントの力がどのようなものか・・・」
「まぁ・・・確かにね・・・。でも、実際に見ておきたいから学校が終わったらすぐに行くわよ」
「学校?もうじき戦争は始まると言うのにか?」
「今更、学校を休みにするわけにはいかないの。それに私は優等生と言う顔で通してるから・・・」
「・・・凛がそう言うのなら仕方ないが・・・私もついて行くからな」

アーチャーが言うのは尤もだ。
学校だからって襲われないとは限らない。
サーヴァントを召還した時点で私の戦いが始まっているのだから・・・。

「構わないわ・・・。そろそろ行かなきゃ間に合わないわね。アーチャー、護衛の方お願いね」
「ああ、了解だ」

アーチャーは霊体化する為、姿を消す。
私は普段道理に学校へ向かう為、家を後にした・・・。



朝斗視点
桜さんと共に学校の校門近くまで来て、僕は桜さんに話しかけた。

「僕はこの辺で別れるね」
「え?どうして?」
「少し、調べる事があるんだ・・・。今の内にやっておきたいから・・・」
「・・・解かったわ。あまり無理しないでね」
「うん。別に戦う訳じゃないから心配しないで」
「・・・兄さんには気をつけてね」
「・・・・・・OK。じゃあね」

そうして桜さんと別れた僕は校舎へと走り出した。
張られている『ブラットフォート』を確認する為に・・・。
相変わらず学校は不思議な感覚に包まれている。
以前から感じていたものがまさか命を奪うものだったなんて・・・。
それも、彼女の宝具というのが未だに信じられずにいた。


まだ、生徒達があまり来ていない校舎を見回ったがそれらしき物が確認されなかった。
やっぱり何処か、人目がつかない所に仕掛けたんだろう。
・・・となれば・・・・・・屋上か。
すぐに屋上へと駆け走った。



屋上の扉を開けた瞬間、強い横風が吹く。
ここなら殆どの人は来ない。
仕掛けるとすればここが最適だろう・・・。
そう思ったと同時に。

ドクンッ

不快な感覚に襲われた。
・・・間違いない。ここに仕掛けられてる。
そうして、屋上を調べていくとある刻印が描かれていた。
全部で7つ・・・。それも7画か・・・。
僕にははっきり見える・・・。
多分、他の人では見えないのかも知れない・・・。
僕が見えるのは力が使える様になっているからだと思う。
これがライダーさんが言っていた『他者封印・鮮血神殿ブラッドフォート・アンドロメダ』。
こんなに禍々しい物なら人の命を奪えるだろう・・・。
・・・とはいえ、ライダーさんがこんな宝具が使えると言うのは信じたくは無いが・・・。
・・・・・・それに、彼女の言う通り僕の力じゃ壊す事もできない。
これが発動する前に止めておきたいが・・・どうしたものかな?
・・・とりあえず、確認はしたんだ。
対処は放課後辺りまで考えておけばいいか・・・。
それに生徒達がどんどんと増えてるし、この辺で退散するか。
・・・もう校舎には入れないからここから直接降りる事にしよう。
作成開始スタンバイオン
言葉を唱えて創造を創り上げるフレーズ イメージ
作成終了スタンバイオフ

何度か出してるおかげか即座に錬り上がる。そして・・・。

創造具現化マテリアル・アーク

手には『鋼の蛇ダガー』・・・。すぐに創れるしすっかり馴染んでるな・・・。
・・・鎖をフェンスにくくり付け、それを使って校庭の裏側に降りる。
TVや映画みたいに降りるとは思わなかったな・・・。
世の中何があるか解からないな・・・。
無事に降りたと同時に。
武装解除スタンバイエンド
鋼の蛇ダガー』を消して、そのまま学校を後にした。



アーチャー視点
どうやら、一足先に敵のサーヴァントが学校に結界をかけていた様だな。
凛も自分のテリトリーを荒らされてご立腹だ。
・・・しかし、考えたものだな。
足りない分の魔力をここで補うのは効率のいいやり方だ・・・。
・・・が、こういう手は気に食わんな。
私はこうまでして力をつけたくは無い。
凛は放課後に結界を調べるつもりだ。
本来なら、私が事前に下調べを行いたいが・・・。
結界が張られている以上、敵が潜んでいるかも知れん。
ここは護衛に徹するとするか。
・・・・・・しかし、学校か・・・。
久しいものだな・・・。
私もこうやって学業をしている事がもう昔の事だ・・・。
そう思いながら凛が教室を移動していると懐かしい姿を目にした・・・。

「手伝うわ、桜」
「え?・・・あ、遠坂、先輩―――――」

サクラ・・・
さくら・・・
ああ、そうだ・・・思い出した。
マトウサクラ・・・
私がまだ、『今』の私になる前・・・妹のような存在・・・。
そして、平和の象徴だった少女。
けど、あれが始まってから・・・!?

ザ…ザザァーーーー

グッ!?・・・どういう事だ?
それ以上を思い出そうとしたら・・・

ザザァーーーザァーーー

クゥ・・・!?・・・何故だ?
何らかの力が働いているのか?
・・・・・・やはり、この世界は何かが違う。
・・・ならば、その原因を調べるしかないか。
いつの間にか、サクラと別れたようだ。
今は凛の傍にいるとしよう。
放課後こそが私達の時間となるのだから・・・。



朝斗視点
時刻は6時過ぎ・・・。
流石に生徒達もいなくなっているだろう。
自宅で時間を潰すのは意外に大変だな。
まぁ、無駄に潰していた訳じゃない・・・。
・・・と言いたいけど、結局止める方法は思いつかなかったけどね・・・。
愚痴っても仕方が無い。
僕は校舎の方に向かっていると弓道場に明かりがついていた。
・・・まだ、残っている人が居るのだろうか?
今の内に済ましておいたほうがいいな。
そして、校舎の入り口付近について屋上の方を見上げる。

「・・・・・・未だに変化は無いか・・・」

確認をした後、校舎に入っていき屋上へと目指す。
本当なら『鋼の蛇ダガー』で屋上に行けばいいけど、それだと敵に見つかった場合逃げ道が少なく、狙い撃ちされる危険がある・・・。
例え、学校でも現に『ブラットフォート』が掛けられているんだ。油断は出来ない。
三階付近に差し掛かる頃、人の気配がした。

「!・・・・・・まだ、残っている人が居る!?」

慌てて、四階付近まで上がり人が通り過ぎるのを待つことにする・・・。
そうして、その姿を確認した時・・・驚いた・・・。


「・・・遠坂さん?何でこんな時間まで?」

幾ら何でもおかしすぎる・・・。
なんでこの時間まで残っているのか?
それに何かを探しているみたいだ。

「ここも無いか・・・。そう簡単には見つからないか・・・」

昨日と違って、なんだか別人の様な気がする。
多分、あれがあの人の地なんだな。

「アーチャー、もう少しこの辺を探してみるわよ。まだ探してない所もあるから・・・」
「そうだな・・・。結界を掛けた敵も思わぬところに仕掛けているかも知れんからな」

あの人の口から思わぬ事を耳にした。
アーチャー・・・7つのサーヴァントで『弓兵』に属するクラス・・・。
そして、その姿も確認する事が出来たが・・・。誰かに似ている・・・。
そう・・・士郎だ。だけど、髪と肌の色が全然違う。
それに、あんなに背は高くは無い。断言する。
・・・でも、どうして士郎とダブるんだろうか?

「次はあっちの方を探してみるわ」

・・・遠坂さんとアーチャーは向こうの教室へと入っていった。
・・・まさか、遠坂さんもこの『聖杯戦争』の参加者だったなんて・・・。
いずれ、戦う事になるのか・・・。
それは避けたいな。
僕はそんな事を思いながら屋上へ向かった・・・。






あとがき
すいません・・・。
凄く辛いです・・・。もうじきランサー戦になりますけど、ここまで書き上げるのは苦労します。
果して、朝斗はどういう立場になるのかな?士郎もどう扱うか大変・・・。
勿論、ランサーVSアーチャー戦を描きたいですけど・・・。朝斗・・・ここに来て私を苦しめてくれるとは・・・。
そして、セイバーを出してやらなければ・・・。ここが大きな山場かもしれない・・・。
どうか、見捨てずに見守ってください・・・。頑張ってまとめていきますので・・・。
それでは・・・。

           Zain




管理人の感想

 さて、ぼちぼちランサー編ですね。これからがいよいよ本番、Fate本編と絡んでくる展開でしょうか。
 結局朝斗は誰のマスターにもならず、一人で聖杯戦争を戦い抜くつもりなんでしょうか? 反則技として偽臣の書がありますが……
 さて、次回以降からzainさんも仰ってるように一つの大きな山場だと思います。はてさてどういう展開になるかにゃー?

 で、今回のツッコミ。前々回だったかな? にも確か書きましたけど、三点リーダーがまだ多いです。
 あんまり必要ないんじゃないかなー、と思うところでも使ってます。三点リーダーが多すぎると文章のテンポがおかしくなったり、読みにくくなったりするんで注意ですよ。


 zainさんへの感想はBBSまでよろしくお願いします。


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