Fate/stay night 
“The person who rebels against the destiny”

第七夜 〜蠢く闇 後編〜


朝斗視点
ライダーさんに抱きかかえながら冬木中央公園に着いた。
所要時間は3分にも満たない速さ。
でも僕にはそれが長く感じた・・・。
密着し過ぎです・・・。果して僕の理性がまともにいられるかどうか・・・。

「アサト、何をしているんですか?」
「ちょっと考え事・・・気にしなくてもいいよ・・・」
「・・・そうですか」

悟られたくない・・・絶対に・・・。
気持ちを切り替えるために頭を軽く左右に振る。

「準備の方は出来ました。アサトの方は大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫・・・準備は出来てるよ」

僕はライダーさんにそう言って体を軽くほぐす。
今は力を出す事を考え意識を集中させる。
まずは慣らしとして『鋼の蛇ダガー』を出す事にする
・・・あの戦い以来だから大丈夫かどうか不安なので。
作製開始スタンバイオン

いつも道理の言葉フレーズを唱えるとすぐに創造イメージが浮かび上がった。
それも凄く鮮明に。
作製終了スタンバイオフ

僕はすぐに出せると思いあの言葉フレーズを唱える。
創造具現化マテリアル・アーク


ジャラン


同時に両手には『鋼の蛇ダガー』が出ていた。
以前より馴染んでいる様な感覚がある。
・・・うん、それに武器がしっかりとしている。自分でも納得のできる物だ。

「一昨日よりかスムーズに出せましたね。以前よりか大違いです」
「うん。僕も驚いてる。やっぱり馴染むのかな?」
「私としては少し嬉しいですね。」

ライダーさんも本当に嬉しそうだ。
よし、次は・・・『二つの星』はまだ出来そうもないから、別なのを創ってみるか・・・。
武装消去スタンバイリセット

鋼の蛇ダガー』を消して自分が思い描く物を創造イメージする・・・。
描くのは・・・刀。
アサシン・・・佐々木小次郎の様な刀だ。あれよりか少し短くしておかないといけないが・・・。
作製開始スタンバイオン

創造イメージ・・・
創り出せ・・・『己の武器』を・・・
想い描け・・・『疾風』を・・・
その姿は・・・『風の爪(刃)』で出来ている・・・

作製終了スタンバイオフ

カチン

何かの欠片ピースが繋がる感じがあった
うん、その姿がまとまっている・・・。最後の仕上げだ。
創造具現化マテリアル・アーク


ヒョオォォォン


一瞬、右手から風が吹き上がると同時に刀が現れていた。
それは蒼白く、澄んだ刀身・・・。
創造イメージだけでここまで表れるものなのかと、自分が驚いてしまった。

「それが・・・あなた自身が創り上げた武器・・・」

ライダーさんも驚きを隠せていないようだ。
なんだか新鮮だな・・・。ああいうライダーさんって・・・。

「アサト、どうしてそれを創り出したんですか?」
「う〜ん・・・。やっぱり、アサシンと戦った時の印象が強いからかな?あの時は風を相手してた感じだったし、実際剣撃が速かったから・・・」
「それでその武器を創ったという訳ですか」
「うん。でも、僕自身この武器を創れたのは初めてだから・・・」
「初めて!?あれでですか?」

あ、なんかまた驚いてる・・・。
なんだかライダーさん、色々表情変わるなぁ。

「でも、昨日の戦いではこれじゃなかったけどね・・・」
「・・・やはり、以前より力が高まってますね。その武器が何よりの証拠です」
「この刀が?」
「あなたはどう想ったのか解かりませんが、それには別な力が感じられます・・・」
「別の力か・・・」

僕は手に持っている刀を見つめる・・・。
・・・思い出したのはあの子供の事だ。
奪われた家族・・・。壊された日常・・・。
思い出しただけで怒りが沸々をこみ上げてきた。

「ア、 アサト・・・?」
「!・・・ライダーさん、どうしたの?」
「いえ、なんだか怖い表情でしたから・・・」
「・・・そういえば、まだ話してない事があったね」
「・・・?」
「深山町の交差点二丁目の家を知ってるかな?」
「あの殺人事件があった家ですか?私はあそこを調べましたが・・・。まさか・・・!?」
「あそこで戦ったんだ・・・僕。・・・助け出せたのはあの子供だけなんだ・・・」

もう少し早く家を出ていれば誰かを助けられたかもしれない。
力が目覚めなくても救い出せていたかもしれない。
でも、後悔してもあの子の家族は戻ってくる訳じゃない。
だから、キャスターを探さなければいけない。
二度と・・・あんな悲しみは出したくない・・・。

「・・・そうですか・・・。あなたがあの事件に関わっていたとは・・・」
「ライダーさん、一つ聞きたい事があるんだけど・・・」
「・・・・なんですか?」
「・・・サーヴァントは全部で何人いるんですか?それにあなた達の戦争ってなんですか?」
「!?」

僕の言葉に無言になる。
でも、これ以上悲劇を繰り返さない為に聞かなくちゃいけない・・・。
僕の守りたい物の為に・・・。

「アサト・・・それは覚悟の上の質問ですか?」
「当たり前だよ・・・。それに僕だって無関係じゃないから・・・」
「・・・解かりました・・・。ですが、聞いてしまったら二度とあなたの『日常』に戻れなくなります・・・。いいですね?」
「勿論だ。でなきゃこんな事は聞かないよ・・・」
「・・・・・・では、まず私達サーヴァントの事から説明をします」

そうして、僕はライダーさんの話を聞くことになった・・・。










「―――――以上がこの戦いの全容になります。」

ライダーさんの話を聞いて僕は何の言葉もでなかった・・・。
そんなのがこの冬木市で行われた事。
たった一つの為に殺しあわなければならない戦争。
何もかもがふざけている。
桜さんはそれに巻き込まれているなんて・・・。

「大体の事は解かったよ。でも、納得する事なんて出来ないよ・・・」
「ですが・・・これは300年以上続く戦いなのです・・・。私はそれに呼ばれただけ・・・マスターの為に戦う道具に過ぎないのですから・・・」
「道具?・・・ふざけんな!!」
「!!??」
「例え、呼び出されても自分の意志があるんだろう!?それを使い捨ての様に言うんじゃないッ!!」
「アサト・・・・・・」
「そんな戦い・・・止めてやる・・・何が何でも止めてやる・・・!」
「・・・・・・人間であるあなたがですか?」
「ああ・・・力が弱くても止めてみせる・・・自分勝手だ、無謀だって言われていい・・・。後悔なんて・・・したくないんだ・・・」
「・・・聖杯を求めてる者もいます。それでも?」
「それでもだ・・・。何かを奪って叶える物なんてろくなもんじゃない・・・。エゴだって言われても・・・」

決めたんだ・・・。二度と繰り返さない為に・・・。
選んだんだ・・・。守る為に戦うんだって・・・。

「・・・本当にあなたは変わっています・・・。言葉に迷いなんて無いのですから・・・」
「自分で決めた事は最期までやり抜き通すからね。僕は・・・」
「・・・私もどれだけ力を貸せるか解かりませんが・・・。出来る限りの事はします」
「・・・・・・ありがとう、ライダーさん」

後悔したくないから・・・。失いたくないから・・・。
そして・・・夢に会うあの子の為にも・・・。

カタタッ


!・・・なんだ?何か・・・いる?

「アサト・・・どうしました?」
「ライダーさん・・・戦闘準備して」
「!?」
「何か・・・来るッ!!」

この感じ・・・どう思えても生き物じゃない!

「・・・!?アサト、後ろ!!」
「!?」

ライダーさんの声を聞いて咄嗟に刀を構えると。

カキィィィン


「くぅッッ!?」

僕はその受けた衝撃と同時に後退する・・・。その目の前には見た事も無いモノがそこにあった。

「なっ!?ガイコツ?これって・・・!」
「竜牙兵!?何故、この様なものが?!」

竜牙兵?このガイコツの名称なのだろうか?
気がつくと僕達の周りには数十体の竜牙兵に囲まれていた。

「どうやら・・・逃げ道は塞がれたようですね・・・」
「一体誰がこんな事を・・・・・・!?」
「こんな事が出来るのは・・・・・・キャスターぐらいでしょう・・・」
「キャスター・・・あいつが・・・!」

僕達がそう話していると何処からか声が聞こえてきた。

「その通りよ・・・ライダー・・・」

竜牙兵達の向こうにキャスターの姿があった・・・。
フードで顔を隠していたがその下には笑みを浮かべていた。

「キャスター・・・お前か!!」
「今晩は、異端者イレギュラー・・・。まさかライダーのマスターだとは思わなかったわ」

・・・どうも、僕の事をライダーさんのマスターだと勘違いしてるみたいだ。
ランサーも同じ事を言ってたなぁ・・・。

「アサト・・・」
「・・・何、ライダーさん」
「キャスターはあなたをマスターだと思っています・・・ここは・・・」
「お互い、その関係で通す・・・って事?」
「それが妥当かと・・・」

ライダーさんと背中を合わせながら会話をする。
正直、今の僕では『二つの星』を出すどころか、こんな数ではやられるのが目に見えてる。
それとキャスターの魔術を対抗する事なんて出来やしない。

「・・・解かった。今はライダーさんに頼るよ・・・。」
「ええ。あなたは直に状況判断をしてくれるので助かります」

だけど、彼女だけにやらせる訳にはいかない・・・。
僕にもそれなりの戦い方がある。
それに徹するだけだ。戦う事を決意したばかりなんだから・・・。

「キャスターには気をつけて・・・。あいつはすぐに魔術を発動するから・・・」
「すぐに・・・。という事は一工程シングルアクションで発動できる訳ですか・・・」
「くわしい事は解からないけど、用心に越した事は無いよ」
「了解です。事前に相手の戦い方が解かれば戦術は立て易いですから」
「何を話してるか知らないけど・・・坊や、昨日の屈辱を晴らしてもらうわ」

キャスターはすぐにでも竜牙兵を襲わせる気だ。
・・・でも、アサシンの姿が無いのはどういうことだ?

「キャスター・・・アサシンはどうしたんだ?お前のサーヴァントじゃなかったのか?」
「・・・あれを使うまでもないわ。こいつらで十分ですもの」

・・・余裕?・・・いや、違う。呼び出せないのでは?
となれば、少しはやりやすくなるか・・・。
いくらかライダーさんでもアサシン相手は分が悪すぎる。
でも、油断をしない方がいい。いつ現れるか分からないしな・・・

「ライダーさん、僕は援護の方にまわります。あなたはキャスターを狙ってください」
「アサト、無理をせずに私の傍に・・・」
「大丈夫!少なくとも足手まといにはならないから」
「・・・・・・解かりました。あなたの言葉を信じます。それと・・・」
「それと?」
「この時だけでいいので呼び捨てで御願いします。現時点では『マスター』なんですから」
「・・・ああ、そうか。解かった」
武装消去スタンバイリセット


刀を消して、自分の使い慣れた武器を出す準備をする。
その方が戦い易いからだ。

「それじゃあ、頼むよ・・・ライダー!!」
「任せてください・・・アサト!!」

ライダーさんは同時に地面を蹴り、キャスターに向かい駆け出した。
作製開始スタンバイオン

僕も言葉フレーズを唱え、竜牙兵に立ち向かう。
例え、数が多くてもそれの戦い方がある!
作製終了スタンバイオフ


戦い方は一つじゃない・・・。
やり方次第で何通りでも出来る!
創造具現化マテリアル・アーク

ジャラァン


創り出した『鋼の蛇ダガー』を構える・・・。

「さて・・・始めましょうか・・・。行きなさい!!」

キャスターは竜牙兵に命令をかけると、一斉に僕達に襲い掛かる。
ライダーさんはそれを軽くあしらって行くが数が数だけに前に進む事は簡単ではない。
だったら、僕はその活路を創り出す!
鋼の蛇ダガー』に創造イメージを注ぎ込む。

戦闘開始スタンバイオン!!」
創造イメージするのは・・・敵を貫く牙!!

「貫け・・・【スネーク・ビュート(駆け抜ける蛇の牙)】!!!」

ジャァァァァ


鋼の蛇ダガー』を竜牙兵に向けて放つと『蛇』は僕に襲い掛かるモノを次々に貫き、崩れてゆく。
中には剣で弾こうとしたが僕は『蛇』の軌道を変えてそれを倒す。

「莫迦な!たったあれだけで竜牙兵を数体倒すなんて・・・!?」
「アサトの力がここまで上がっていたとは・・・!?」

ライダーさん、キャスターがその光景を目の当たりして驚きをあげる。
僕はそんな事は構わず、竜牙兵を倒してゆく。

「ライダー!!道を作るッッ!!」

再び『鋼の蛇ダガー』に創造イメージを込める。
同時にキャスターの前方にいる竜牙兵に駆ける!
創造イメージするのは・・・敵を退ける鋼の体!!

「打ち払え・・・【チェーン・スライザー(なぎ払う波紋の鎖)】!!」

ジャラァァァァァ


『鋼の体』を右に振り、竜牙兵達をなぎ倒す。
そうして道を作った僕はライダーさんに声をかける

「ライダー、今だッッ!!」
「感謝します・・・アサト!」

ライダーさんはその道を駆け抜けキャスターに襲い掛かる―――――――――が
同時にキャスターは迎撃する為に魔術を放とうとしていた

「甘いわね・・・。簡単にいけると思って?」

キュオオオン


それは昨日見た紫の光球・・・それも無数に・・・。
・・・だけど、考え無しで行かせた訳じゃない。
なぜなら・・・既に次の手は放っているのだから!

ジャァァァァァ


それはライダーの横を通り抜け、キャスターに目掛けて襲い掛かる!!

「!?クッ!!」
キャスターは魔術の発動を止め、その攻撃をかわす。
だが、それこそ僕の狙っていた機会だ!

「逃がすか・・・【スネーク・ディレイト(束縛をかける蛇)】!!」

ジャラァァァァァン


「なっ?!く、アアァ!!?」

放った『鋼の蛇』はキャスターを絡み捕らえ、動きを封じる。
そして、ライダーさんは持っているダガーでキャスターの右肩を斬りつける!!

「―――――っ!!!」

キャスターはその攻撃を受け、表情を歪ませる。
ライダーさんはその駆け抜けた勢いを止める為か足元から土煙が上がっていた。

「キャスター・・・。昨日の行い・・・償ってもらうよ!」
「くぅ・・・。やってくれるじゃない・・・坊や。私の行動を読んでいたなんて・・・。」
「戦いは二手三手、先を読んでおかないと危険だからね。特にお前の魔術がすぐに発動するからな・・・!」
「・・・あなたは思ったより頭はまわるのね。もっと感情的だと思ったわ」
「キャスター・・・ここまでです。今の状態では何も出来ませんよ?」
「何も?・・・アハハハハハハハハ!!・・・ライダー、私を甘く見ない事よ?」
「何?」

キャスターの言葉、苦し紛れじゃない・・・一体何を企んで・・・・・・。

ゾクッ


!?何だ?この威圧感・・・・・・。キャスターは身動きが取れない筈なのに・・・。
・・・・・・もしかして!!

「ライダーッッ!!そこから離れろッ!!!!」
「!!?」

ライダーさんが咄嗟にその場から離れたその瞬間。








ドガァァーーーーーーン





巨大な光球はライダーさんが立っていた場所に落ち、爆発を起こしていた。
もし、気付くのが遅かったらライダーさんは跡形もなく消し去っていたかも知れない。

「惜しいわね・・・。あれで倒せると思ったのに・・・」
「ライダーッ!大丈夫か!?」

僕はライダーさんの安否を確かめる為、声を上げた。
幾ら逃げ切ってもダメージを負っているかも知れないからだ。

「・・・大丈夫です。あなたのおかげです・・・アサト」
「良かった・・・。だけど、今の攻撃は・・・!!?」

僕はふと上を見上げると・・・。
信じられない物が作り出されていた。
先程のより一回り小さいが紫の光球が空に浮かんでいたのだ・・・。
それも十数個に及ぶ・・・。

「攻撃は・・・私から来るとは限らないのよ?」

!・・・ヤバイッ!次のが来る!!
「【武装消去スタンバイリセット】ッッ!!」
急いで『鋼の蛇ダガー』を消してその場から離れると光球は次々と降り注ぐ!
それはまるで爆撃さながらを思わせるものだ。
僕は必死にそれを避ける為に全力で駆け抜ける。
ライダーさんも同じようにその攻撃をかわしてゆく。

「ほらほら!速く走らないと当るわよ!!」
「ハァハァ・・・ったく、冗談じゃないぞ!?」

走っても走ってもキャスターの攻撃は止まる事は無い。
むしろ、攻撃は激しさを増している。

「何とかして、キャスターに近づかないと・・・・・・?!」

            ブォォン

「うわぁッ!!」

突然、何かが僕の頭をかすめる。
それは、竜牙兵の剣撃だ。
他にも三体程が僕の周りを囲んでいる。

「そうだ・・・。こいつらもいたんだっけ・・・。・・・クッ!」

ただでさえ、かわしていくのがやっとなのにこいつ等の相手をしていたら・・・。
そんな事もお構い無しに竜牙兵達が同時に襲い掛かってくる。
だが、今武器を創り出すにも防ぎきれない。
それなら・・・彼女の動きを創造イメージするだけッ!!
カチッ

昨日の夜・・・アサシンとの戦いを思い出せ・・・。
創造イメージは・・・時にその動きを映し出すッ!!
カチン

欠片ピースが繋がり・・・完成する!!!
同時にペンダントが小さく輝く。
「【憑依開始スタンバイオン】!!」
―――――創造イメージするのは・・・彼女ライダーの動き
―――――想い描け・・・その動きを!!

これが・・・もう一つの【創造具現化マテリアル・アーク】・・・。足りなかった欠片ピースの一つ!



創造憑依マテリアル・ポゼッション




その瞬間、体が別なものに変わる事が感じられた。
体が軽くなり、竜牙兵達の攻撃を風の様にかわす!
そして・・・反撃に移す!
「【創造具現化マテリアル・アーク】!!」
手にしたのはさっき創り出した『風の爪』・・・。
それを竜牙兵達に斬りつける!!

「フゥゥ・・・・・・破ッ!!」

シュィィン


竜牙兵達はそれを喰らい崩れ落ちる。
そして、その場から離れようとしたが・・・。

パシィン


「ガッ!?・・・・・・ッ!!」

まだ・・・痛みが治ってなかったか・・・!
それを狙うかのように光球は僕の所に襲い掛かる!








――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――同時に
体が浮いた。












ドゴォォォーーーーーーーーーーン











その場にいた所には爆発が起こっていた。
突然、何が起こったのかわからなかったがそれを理解するには長くは掛からなかった。

「ラ・・・ライダー!?」
「無理をし過ぎです、アサト!!」

ライダーさんが僕を抱いていた。
彼女は僕を抱えたまま駆け抜けている。

「ごめん・・・。まだ、体が治ってなかったみたい」
「反省は後です!今は、ここを逃げ切る事を―――――」
「・・・!?ライダー、前ッ!!」
「!」

目の前に竜牙兵達が立ち塞がっていたが・・・。
それはライダーさんに通用しなかった。

「・・・・・・散りなさい!」

ジャラァァァァァ


ライダーさんは右手のダガーの鎖で竜牙兵達をなぎ払った。
だが、同時に僕達の後方で爆発が起こり、僕達はそれの爆風に吹き飛ばされる。

「くっ!?」
「うわっ!!」

            ズシャァァァァァ

僕達は地面を滑るかのように倒れこむ。
・・・多少、擦り傷を負ったけど問題は無いが・・・。

「アサト・・・無事ですか?」
「大丈夫・・・たいした事無い・・・」

けど・・・この状況・・・やばいな・・・。

「・・・もうおしまいかしら?まだ、続くと思ったのに・・・」
「・・・性格が悪すぎだよ・・・。キャスター・・・!」
「まだ減らず口が叩けるのね・・・異端者イレギュラー・・・」
「当たり前だ・・・そう簡単に諦めないよ・・・」
「・・・ま、そうじゃないとこっちとしては面白くないわ」

キャスターは新たな竜牙兵を呼び出し、僕達を取り囲む。
依然として、空には無数の光球が浮かんでいる・・・。
まさに、最悪の展開だ・・・。

「アサト・・・」
「どうする、ライダー・・・」
「私が何とか逃げ道を作ります。合図を送ったらそこから逃げ出してください」
「・・・莫迦いうな。そんなの出来る訳無いだろう」
「ですが、もうそれしか・・・」
「まだ・・・試してない物があるんだ・・・。うまくいけばキャスターに近づけられる」
「しかし、あなたの体はすでに―――――」
「体は・・・ね」

体は痛みで満足には動かせない・・・。
でも、『心』はまだ大丈夫だ・・・。
後は、チャンスを待つだけ・・・いや、作り出す!

「覚悟はいいかしら?坊や・・・ライダー・・・」
「それは・・・こちらの台詞だ・・・キャスター!!」
手に持っていた『風の爪』をキャスターに目がけ投げ飛ばす!
回転しながらそれは標的キャスターへと襲い掛かる。

「・・・往生際が悪いわよ・・・坊や!!」

キャスターの手には小さい光球が現れ、それを弾き飛ばそうとする。
それは僕が次の行動に移すフェイントとする!
「【武装消去スタンバイリセット】!!」

空中を舞う『風の爪』が消え去り、次の物を創り出す―――――――――――――――――――が
キャスターの光球は僕に狙いを定めていた。

「そんな幼稚な手に引っかかると思った?」
「!!」
「消えなさい・・・坊や!!!」



ライダー視点
「消えなさい・・・坊や!!!」

キャスターは光球をアサトに向けて放たれた。
私はアサトを庇おうとしたが竜牙兵によって塞がれてしまった。

「クッ!退きなさいッッ!!!」

私はそれらをダガーで退くが前に進む事が出来なかった。
「【創造具現化マテリアル・アーク】!!!」

アサトは言葉を発した瞬間。










ドォガァーーーーーーーーーーン











光球は彼を直撃した。
凄まじい爆発を起こし、砂煙が巻き上がる。

「ア・・・」

―――――アレデハタスカラナイ
イヤ
―――――カレハシンデシマッタ
ウソダ
―――――モウアウコトハデキナイ
ミトメタクナイ!!

「アサトォォォォォォーーーーーーーッッ!!!!!」

その叫びは虚しく夜空に響いた・・・。
あの時、強引に彼を連れて行けばこんな事にはならなかったのに・・・。

「アハハハハハハッ!!所詮は人間。サーヴァントである私にかなうはずないのよ!!」
「・・・キャスター・・・よくも・・・!!」
「マスターを守れなかったお前が何が出来るというの?」
「・・・だったら、お前の首を取るまで!!」

私はダガーでキャスターに投げつけ様とした・・・。
だが、竜牙兵達がそれを邪魔しに襲いかかろうとした。

「お前の攻撃が先か、私の攻撃が先か・・・」
「やってみなさい・・・キャスター!!」

すかさず、攻撃かけようとしたその時だった

ジャラァァァァァァァ


ダガーが竜牙兵達を貫き、倒されてゆく。
・・・おかしい。私はダガーを放ってはいない・・・。
けど、ダガーは次々と竜牙兵を倒している。
そして、砂煙の中から倒されたあの声が響いた。

「勝手に話を進めるな・・・ライダー!」
「!?ア・・・アサト!!」
「なっ!?ば・・・莫迦なっ!!あの攻撃を・・・どうやって!!?」

キャスターの声は困惑と驚きで満ちている・・・。
私だってそれに驚いている。
あの攻撃は確かに彼に直撃したはず・・・。それなのにどうして?

「答えは・・・これさ・・・」

砂煙が収まっていくと彼の左手には・・・。
・・・アサトの体を半分ほど隠れる『盾』が握られていた。

「た・・・盾・・・ですって!?」
「そういう事だ・・・武器が創れるんだったら防具も創れると思ってね・・・」
「それで・・・私の攻撃を耐えたと言うの!?」
「・・・正直、耐えるのはきつかったさ・・・。『壊れる』と思ったしね・・・」

アサトは苦笑いしながら答える・・・。
でも、キャスターの魔力はA+ランクに相当するもの・・・。
私の対魔力でも防ぎきれないのに・・・。彼はそれを防ぎきった・・・。
・・・気がつくと周りにいた竜牙兵達は全て倒されていた。

「さて・・・終わりにしようか・・・キャスター?」
「・・・調子に乗るな・・・異端者イレギュラー!!!!」

キャスターは空に浮かんでいる光球全てをアサトにめがけて放たれる。
如何に攻撃を耐えられるとはいえあの攻撃は防ぎきれない!!

「アサトッッ!!」
「・・・戦闘スタンバイ

その声は・・・戸惑いはない。
逆に・・・自信に満ちている。
こんな状況をどうやって?



朝斗視点
「・・・戦闘スタンバイ

ライダーさんは僕の名を呼んでいる・・・。
だけど、キャスターの攻撃がすぐそこまで来ている・・・。
相手は焦りを見せている・・・。
これが・・・最後のチャンスだ!!
「・・・・・・開始オン!!」

僕は同時にキャスターへと駆ける為地面を蹴った!
―――――心を強く持て
―――――その想いは信じて
―――――巨大な厄災を跳ね返す
―――――意思ちからへと変わる!!

あの『二つの星』をもう一度でもいい・・・。
僕に・・・創造イメージを見せて!!
カチン

「弾けろぉぉーーーーッッ!!!」

光球は僕の『盾』に当った瞬間、爆発する事は無く拡散されてゆく。
「な・・・そんなっ!?無効化キャンセルされた!?」
「これで・・・決めるッ!【創造具現化マテリアル・アーク】!!」
創り出したのは・・・『鋼の蛇ダガー』。
そして繰り出すのは・・・咬み捕らえる牙!!
僕の怒りと・・・あの子の『心の傷』の重さだ!!

「咬みつけ・・・【スネーク・バイト(咬み貫く蛇の牙)】ッッ!!!」

ジャァァァァァァ


』はそのまま、キャスターへと襲い掛かる。
キャスターは以前と光球を生み出すが・・・それは、この『』に無意味だ。
その隙間をすり抜け、獲物キャスターを捕らえる!!

ドシュウゥゥ


「ウ、アアアアアァァァァァァッッッ!!!!!!!」

咬みついたのは斬りつけられた右肩。
そこをえぐるかのように深く食い込む。
それに追い討ちをかける様に僕はキャスターに近づく。

「チェックメイトだ・・・キャスターッ!!」
「?!!!」

ドガァッ


左手に持つ『盾』で叩き上げるかのように相手を吹き飛ばした。
キャスターはそのまま、体を地面に叩かれ転がるように止まる。
さすがにあれだけのダメージを受ければ立つ事は出来ないはずだ。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・これでどうだ・・・!」
「アサトッ!!大丈夫ですか!!?怪我は!?」
「怪我は・・・無い・・・。少し、『心』が・・・落ち着かないだけ・・・・・・」
「まったく・・・。人を心配させてばかりして・・・。やられたかと思いましたよ・・・」
「ごめん・・・ライダー・・・・・・。それよりキャスターを・・・・・・!?」

僕はキャスターの倒れた所を見た時、既に姿は無かった。
周りを見まわした時、一箇所だけ空間が歪んでいた。

「あそこだけ・・・・・・歪んでいる・・・」
「・・・空間転移・・・。まだ、逃げる力が残していたなんて・・・!」

突然、何処からかキャスターの声が響いてくる。

―――・・・今回は・・・引かしてもらうわ・・・。これ以上は・・・こちらが危ないから・・・―――
「・・・キャスター・・・!!」
―――・・・異端者イレギュラー・・・必ず殺してやるわ・・・この手で・・・必ず・・・―――

そして、キャスターの声は消え、静寂が訪れる・・・。
・・・キャスターを逃がしてしまったけど、当分は行動する事は出来ないだろう・・・。
武装解除スタンバイエンド・・・」
手にしている『鋼の蛇ダガー』『盾』を『心』に戻すと―――――

ガバッ


突然、後ろから軽い衝撃がかかる。

「・・・・・・・・・」
「ラ・・・ライダー・・・・・さん・・・?」
「もう・・・・・・あんな無茶な事・・・・しないで・・・・・・下さい・・・」
「・・・・・・・・・・・・ごめん」
「・・・・・・謝るくらいでしたら・・・・・・心配・・・させないで」
「・・・・・・・・・」

暫らく沈黙が続く・・・。
・・・それは彼女にどれだけ不安をさせた事を物語る・・・。
・・・自分がどんなに莫迦な事をしたか思い知るのに十分だった。

「・・・・・・今度から・・・気をつける・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・だから・・・そんな声を・・・出さないで・・・」

僕はライダーさんの手を軽く握る・・・。
ほんの少し・・・暖かいな・・・。

「・・・・・・約束ですよ?」
「・・・約束します」

そうして、ライダーさんは体から離れて僕は彼女の方に向く。
正直、ライダーさんに感謝しなきゃいけない。
僕一人だったらきっと、やられていたから・・・。

「ライダーさん・・・本当にありがとう・・・。それと・・・本当に・・・ごめん」
「・・・・・・ええ。その気持ちは・・・嬉しいです・・・それと・・・」
「・・・?」
「少し、たくましかったです・・・。初めて呼び捨てくれましたし・・・」
「えっ!・・・あ・・・いや・・・・・それ・・・は・・・・」

そうだ・・・。呼び捨てしたんだよな・・・うん・・・。
・・・なんか・・・恥ずかしいな。

「それに、マスターとしては良かったですよ。・・・無茶する所を除いてですが」
「うっ・・・・・・気をつけます・・・」

少し笑みを浮かべてる・・・。・・・やっぱ、笑ってる方がいいな。

「・・・では、ここを離れましょう・・・。また、いつ襲ってくるか解かりません」
「そうだね・・・それ・・・・・・じゃあ・・・」
「はい・・・私に捕まってください」
「・・・・・・御願いします」

僕はライダーさんの体にしがみ付くと彼女は僕の体に腕を回して高く飛び上がる・・・。
・・・やっぱり、心臓に悪い・・・気持ちが・・・・・・。
そうして僕達は中央公園を後にした・・・・・・。



???視点
「・・・ふぅ〜ん・・・なかなか面白い事が起こっているみたいね・・・」

先程まで行われた戦いを観戦している女性がいた。
だが、誰にも気付かれる事無く・・・終始まで見届けていた。

「どうやら、この『世界』は他のと異なるようね・・・」

女性は楽しげに笑みを浮かべる・・・。
その笑みは酷く冷たく・・・且、今後の戦いを待ち望んでいるように・・・。

「ふふふ・・・。楽しくなりそうだわ・・・この戦争・・・。あの魔女の『心』・・・使えるわね・・・。」

そうして、女性の姿は闇夜に溶け込むようにその姿を消した・・・。
・・・そして・・・蠢く『影』だけが残った・・・。



朝斗視点
僕は無事に家に戻ってきた・・・。
まだ、心臓がバクバクしてる・・・。夢を見そうだな・・・きっと・・・。
あの後、魔力補給の為にライダーさんに吸血させてあげたが・・・。
どうしても横顔が浮かんできてしまう・・・。
・・・あの後だから尚更、意識してしまう・・・。いかんな・・・僕・・・。

「それではアサト・・・。私はサクラに報告をしてきますね・・・」
「それはいいけど・・・。大丈夫なの?レイラインが繋がってるから桜さんも気付いてると思うけど・・・」
「出来る限りは誤魔化しておきます・・・。戦えるとは言え、無闇に知られるのはいけないと思いますから・・・」
「そう・・・だな・・・。この事は自分の口から話すよ・・・。それまでは・・・」
「・・・はい。・・・それと、一言あなたに言っておきます」
「何?」
「今度、会える時は敵になるかもしれません・・・。今の私のマスターはシンジですから」
「・・・・・・そっか。・・・出来れば戦いたくないな」
「私も同じです・・・。あなたに手をかけたくは無いです・・・」
「・・・そん時、慎二の顔面を殴りつけてやるさ」
「・・・期待してます・・・が、もう一つ言っておくことがあります」
「何か問題でも?」

ライダーさんは言いにくそうに顔を俯く・・・。
そして、その重い口を開いた。

「・・・シンジの通うガッコウと言う建物に私の結界がかけられています」
「結界?・・・あの簡易物ではなくて?」
「それより悪質なものです。・・・その名は『他者封印・鮮血神殿ブラットフォート・アンドロメダ』・・・」
「ブラットフォート?・・・聞くからに物騒な物だな」
「はい・・・それが展開されたら結界内の人間を溶解する力を持っています・・・」
「ヨウカイ・・・・・・ってちょっと待て!!溶かしてしまうのか!?人間を!!」
「そうです・・・それは魔力吸収の為に使われるものです。尤もシンジはそこを自分の陣地として考えてるようですが・・・」
「・・・慎二が命令したのか・・・結界を張れと・・・?」
「・・・・・・はい」

・・・・・・あの野郎・・・無関係な人まで巻き込む気か・・・。
・・・・・・ふざけてやがる・・・!!

「・・・・・・・・・」
「アサト・・・・・・」
「まだ・・・準備段階か?」
「いえ・・・。命令を下されば展開可能になっています・・・」
「・・・止める方法は?」
「今の所は・・・一度、設置をしてしまったら余程強力な結界破壊の宝具でない限りは・・・」
「・・・だったら、慎二を止めるしかない訳か」
「ですが、シンジを下手に刺激したら・・・」
「・・・・・・解かった。機会を作って慎二にやめさせるように言わしてやる」
「・・・出来れば、シンジの持つ本を狙ってください。それがシンジの『令呪』でもあります」
「本?」
「『偽臣の書』と言って、本来サクラが持つマスターとしての権限を担う物です」
「僕がそれを奪って、命令させればいい訳か・・・」

ライダーさんは黙って頷く。
・・・だったら、戦わずに済むし、結界だって解く事だって出来るんだ。
・・・やるしかないだろう!

「・・・出来る限り、やってみる。もし無理なら破壊するさ」
「・・・御願いします・・・アサト・・・」
「ライダーさんの期待に応えて見せるさ!必ず・・・!」

ライダーさんの表情が明るくなる。
・・・成し遂げてやる・・・絶対!

「・・・では、アサト・・・御武運を・・・」
「そっちもね・・・」

そうして、彼女はこの場を後にした・・・。
僕はただ・・・夜空に浮かぶ月を見て、自分の決意を固めていた・・・。
明日から始まる・・・『聖杯戦争』と言う・・・僕の戦いが・・・・・・。






あとがき

あっれぇーーー?
なんだか後半の筈が『第六夜』より長いのはどういう事?
でも、自分としては満足ですけど(コラ
今回は初めての朝斗&ライダーコンビの戦いでした・・・。
このキャスター・・・最期はやられたのに異常な物になってしまった・・・。
まぁ、『U.B.W』での戦いを想定させたが恐ろしいな・・・オイ・・・(汗
しかも、甘い部分(?)を書いてしまったな・・・(なんか言われそう・・・。
今回も朝斗の能力が開花!以前、ランサー戦・アサシン戦で書かれた朝斗の動きがこれなんですよ・・・。
それにしても、行動が士郎じみてるなぁ・・・キャラ作成じゃこうじゃなかったが・・・(汗
それと、謎の女性の言動・・・それはのちの物語で語るとしましょう・・・・・・
さて、いよいよ2月2日に突入します!!
でも、弓VS槍・士郎の視点・セイバー召還と色々書く事が多いな・・・。
朝斗をどうやって入れようかな?・・・悩みます(涙)
その前に桜とライダーの会話があるか・・・うぐ、自分の首を絞めてますね・・・・
それでは・・・


zain




管理人の感想

 えーと、今回は思い切って辛口で。そのことをご了承いただいた上で以下をお読みくださいませ。


 まず、HTMLに頼りすぎです。音の大きさをフォントサイズで示したり、他にも斜体、文字色などを使って描写していますが、それは文章による描写で表現するべきです。戦闘の迫力、緊迫感、残酷さ……小説ならば基本的に文章で表現しましょう。
 これらはHTML媒体ならではの表現なので使うなとは言いませんが、最小限に留めるべきです。あまり使いすぎるのは逆効果。本当に印象深くしたい、ここぞという箇所を表現したいときにHTMLを使用しても、他の文章に埋没して印象が薄っぺらくなります。
 同時に擬音の使用も少し多いですね。剣が交わる音、鎖の音、爆発の音などなど……これもまた本来なら描写で表現するべき部分です。


 さて次は話の展開について。こちらはzainさんが暖めているお話のプロット、アイディアというものがあると思うのであくまで懸念ということで受け取ってください。また、多分に私の嗜好というものも入ってしまっているので、こういう見方もあるのだな、と思ってください。

 で、本題なのですが……これってまだFate本編で言えばプロローグも終了していないんですよね。
 主人公である朝斗はその間に、着実に成長しています。ライダーという良き理解者も得て、精神的にも逞しくなってるでしょう。それはいいんですが、ではこれから先、彼はどのように、そしていったいどこまで成長していくのでしょうか。
 正直な感触を言わせてもらうと、彼の成長具合はまるで物語中盤以降を見ているかのようです。少なくともサーヴァントと互角に戦えるのですから。
 要するに、いささかあっさりと成長しすぎな感があるんです。
 前半に山が集中しすぎると、後半の山が平坦になってしまったり、山を作るネタがなくなったりすると思われるのですが……もし今の展開も、物語の最初から最後までの展開を全て計算した上でのことであるならば問題はないでしょう。これからの展開に期待するのみです。

 もし、そうでないのであれば……これから先の展開を考えるのが大変かもしれませんね。


 と、まあ今回はこんな感じにちょっときついこと書いてみました。こちらに関してご意見などありましたらいつでも受け付けます。


 zainさんへの感想はBBSまでよろしくお願いします。


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