視線があつい

恐らくはここにいるほとんどの人がこちらを見ているだろう。

何せ隣には、黒髪の青年

「なんか随分と見られてるよ。落ちつかないよね?」

いやあんたのせいだ。あんたの

「けどびっくりだよな。志貴が魔法使いの弟子だなんて」

「いやいや、そこの遠坂さんの家だって魔法使いの師匠がいるらしいじゃないか?」

なんというか、すごくいい人って感じだ。魔術師にしては珍しい。

・・・けどなんていうか、

「あなた、おかしいわよ、志貴」

はっきりいうよな、遠坂も。まあ、俺も思っていったことだ。

だが、当の志貴本人は????て感じだ。

「まず、青の魔法使いに気に入られた時点でおかしい。あのひとが弟子を取るなんて、夢にも思わな
 
 かったわ。」

「まあ、確かに」

あ、認めるんだ。と、いうより。ここまでいわれる蒼崎さんてどんな人なんだろう。

「それにあなた、存在・・そのものがおかしいのよ。はっきりいって死んでるみたい。」

―――それに、

「少しだけ、人じゃない何かがあなたの中にあるような気がするのよ。」

その言葉にピクり と志貴が反応する。そして、


――――――――ゾクリ――――――――――――


悪寒が走る。首筋にナイフを突きつけられているような感覚。

刺すような氷のごとく鋭い殺意

遠坂や桜もこの殺気を感じているようだ。

しかし、周りの人は全くきずいてはいない。

こいつは魔術師なんかではなく、まるで、暗殺者のようだ。

「昨日のことで君たちに話があるんだ。ちょっと、君たちの部屋まで行こうか。」

既に先ほどの殺気は消えている

それに従って俺たちは廊下に出る。






「まちなさい。そろそろあなたの目的を聞かせて欲しいんだけど。」

ふと、遠坂が立ち止まって言う

「あのなぁ?だからそのことについて君たちの部屋で話そうとしてるんだろう」

やれやれ と呆れたように志貴がいう。

「そんな何も分からない状態で他人を部屋に入れるわけないでしょうが。」

ふざけんじゃないと怒鳴る遠坂。

テクテクと歩いて行く志貴は足を止め、真剣な顔つきでこちらを見つめる。

「そうだな、失礼した。こっちの世界はまだ慣れてなくてね。いいか?よく聞いてくれよ






 ――――――――昨日の件は死徒二十七祖が、かかわっているんだ。」

その言葉に再び俺たちは言葉を失った。

――――――死徒二十七祖。それは吸血鬼の中でも最高の力を持つとされている死徒の集まりだ。

はっきり言ってしまえば、強いものはサーヴァントですら圧倒する。

それがこの町にいる。そして俺たちはそれに関わってしまった。

「・・・それは本当なの?」

遠坂が探るような目つきでたずねる。

「もちろんだ。昨日いたメンバー全員を集めて欲しい。」

志貴が答える。その言葉に嘘はない。つまり、俺たちはまた厄介なことに巻き込まれてしまったのだ。

「桜、遠坂。ルヴィアを連れてきてくれ。一人でいるのは危険だ。」

二人はむごんでうなずくと、すぐに走っていった。

「じゃあ行こうか。えーと、士郎」

「・・・ああ」


























パーティが行われているため、ほとんど人気のない廊下を俺たちは歩いている。

隣にはそのパーティの主役であり、魔法使いの弟子でもある青年――七夜志貴がいる

見れば見るほど不思議な奴だ。彼も魔術師なのだろうが、どこか暖かい。むしろその辺の人よりよっぽ

ど優しそうなごくごく普通の青年だ。

「なあ、あんたってほんとに魔術師なのか?」

思わず聞いてみた。すると、彼は考え込むような素振りをして

「いや、違うよ。ただ単に魔術が使えるだけさ」

と答えた。

それは意外。しかし当然の解答のように思えた。

正直笑い飛ばされることも覚悟したが・・・

「まえにもいった様に、この身は殺すことしか出来ない死神なんだよ。そんな俺が・・・と、それより
 
 も君はどうなんだい?少し興味がある。」

「ああ、俺も違う。俺は魔術使いなんだ。」

この言葉は最近、誇らしく思える。これは親父の願いの一つだ。親父の理想は完全に継ぐことは出来な

かったから、このことは一生守っていくつもりだ。それに俺自身も、魔術師として冷酷にやっていける

自信はない。つまり、これが一番、衛宮士郎らしいあり方なのだ。

「そうか、魔術使いか。うん、いい響きだな。」

志貴はなんか一人で勝手に納得してそのまま無言で部屋の中にはいっていった。

























「どうするんですか、姉さん?」

隣で桜が聞いてくる。今回の件ははっきり言って厳しい。いかにサーヴァントを連れていようと、厳し

いだろう。私たちに接近してきたのはサーヴァントの力を借りようとしたのではないだろう。なぜなら

彼はルヴィアまでお呼びなのだから。

「分からないわ。けどこうなったら乗ってやるしかないじゃない。」

そう、はっきりいってそうするしかないのだ。こちらが狙われているとしたら、おとなしくしているわ

けにもいかない。それに、どうせ関わってしまったのなら、少しでも現状を把握しておかなければなる

まい。と、思考している間に部屋の前に付いた。

「で、ここがあなたの部屋ですの?・・・なんとも安っぽい部屋ですわね。」

―――――っ!この金持ちがあぁ!!

「そうよ!悪かったわね!さっさと入りなさいよ!!」

思いっきりドアを蹴破る。ああ、本当にいらいらする。


「うわ!?士郎、これマジでうまいよ!!!」

そこにはありえない光景が広がっていた。














目の前には不思議な光景。???

いたっていつもどおりの部屋。

今日も皆でご飯を食べています。

あれえー?けど誰か、いつもいない人がいますよ?

―――当然です。シロウの作る料理は本場のプロにも劣りませんよ、シキ。

なんかあってはいけない会話が聞こえてくる。

―――そんなに褒めないでくれよ。照れるじゃないか。

―――いやいや、これは何とも・・・琥珀さんクラスの腕だよ

―――志貴の言うとおり、謙遜してはいけませんよ、士郎。あっ、セイバー、シキ!!それは私のです

ああーーーーーもう限界!!!

見なさい、このプルプル震えまくったこの体を!!病気の人みたいに震えてるわよ

後ろでは桜とルヴィアがボーゼンと立ち尽くしているし。このっ

「あんた達!!!!いったいぜんたいナニやってるのよーーーーーーー!!!!!!」

その声で部屋一帯が凍りついた。







あとがき
あー、ぜんぜんすすまなかった〜。しかも特に重要なとことかないしー
はっきりいって無駄ってかんじです〜
くっそー次こそはいよいよ志貴の魔術の秘密が明かされる(かもしれない
それではまた。これからもこの駄文におつきあいしてくれたらうれしいです




管理人の感想

 むむっ、いつの間に士郎はメシを作っていたのかという疑問。
 今回の士郎の行動――志貴、凛と一緒に歩いていて、途中で凛たちにルヴィアを連れてくるように頼んで別れる。
 そして士郎たちが部屋に戻り、そのあとに凛たちが来たときには既に士郎によるメシが出来ていた……と。
 PHASE-7 の会話では士郎がセイバーたちにメシを作っておいたという描写はなく、そもそも士郎は朝からずっと学園にいてパーティーに突入したのではというツッコミ。

 その間に何らかの時間の経過があり、士郎がメシを作っていたとしてもちょっと描写不足かなと思われます。
 要するに、唐突な展開に違和感を感じてしまうのですね。メシ作ってる暇があったのかな、と。

 そして更に、最後の会話。ここではきっと会話文から『いつもいない人』を想像させるのが狙いなのだと思うのですが、正直言って会話文の差別化が出来てません。
 おそらく最後に喋ったのがその人なのかな、とも思ったのですが、志貴のことを『志貴』と呼んだり『シキ』と呼んだりしているので、これがまた微妙なのです。登場人物にですます口調のひとは、セイバー、ライダー、シオンの三人。この場には三人ともいるのでしょうが、誰が誰だかわからナーイ、という状況なんですね。

 ……マテ。ですます口調のひとが一人足りない。喋ってないだけか? それともシオンがいないのか?
 だとしたら凛の言っている『いつもいない人』とはいったい誰のことなのさ。

 というわけで、今回はツッコミ三昧の感想でした。
 もう少し話の展開の流れに気を使いましょう。そして描写をもうちょっと濃くしましょう。特に描写は、誰が、いつ、どこで、なにを、何故、どのように――。
 一般に5W1H(who, when, where, what, why, how)と呼ばれることに気を使って描写すると、読み手は格段に場面と状況を理解しやすくなります。(やりすぎも禁物)
 会話文は特に誰が、ということですね。読み手の視点で会話を読んでみて、誰が喋ってるのかわからないと思ったら、きっと差別化に失敗しています。そして口調に違和感を感じたら、きっとそのキャラは『らしくない』喋り方をしています。
 読み手の視点に立つというのはこれがなかなか難しいのですが、結構重要だったりします。

 ま、偉そうにつらつら書きましたが、私も以上を完璧にこなしているかというと決してそんなことないので、互いに精進精進ですね。喝。


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